※対象期間:2026年3月29日(日)〜4月4日(土)
今週の総括
今週(3/29〜4/4)は、中東・イラン情勢の悪化が市場を大きく揺さぶった1週間でした。週明けの月曜日に日経平均が1,487円安と急落するなど緊張感の高い展開となりましたが、4月1日には一転して2,675円高と大幅反発を見せるなど、値動きの荒さが目立ちました。
また、週末4月3日(金)には米3月雇用統計が発表され、市場予想を大幅に上回る結果となりました。日銀の政策金利据え置きが続く中で、住宅ローンの変動金利は15年ぶりに1%を超えており、家計への影響が気になるところです。
トピック①:イラン情勢悪化で日経平均が週初に急落→4月1日に急反発
週明け3月30日(月)の東京株式市場では、日経平均株価が前週末比1,487円22銭安の51,885円85銭と、3日続落の大幅下落となりました。米国防総省がイランでの数週間に及ぶ地上作戦を準備しているとの報道が伝わり、リスクオフの動きが加速しました。
翌3月31日(火)もさらに822円安となる51,063円まで下落し、5万円台の節目を割り込むかどうかが焦点となる場面もありました。ところが4月1日(水)には、停戦交渉に前向きな姿勢が伝わったことを好感し、2,675円高の53,739円と急反発。1日で前日の下げを取り戻す荒い展開となりました。
中東情勢は依然として予断を許さない状況が続いており、トランプ米大統領がイランのエネルギー施設攻撃停止の期限を日本時間4月7日まで再び延長したことも伝わりました。今後も地政学リスクが市場の波乱要因となりそうです。
参考:
トピック②:米3月雇用統計、市場予想を大幅上回る17.8万人増 失業率4.3%に改善
4月3日(金)に発表された2026年3月の米国雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比17.8万人増という結果でした。市場予想(5.6万人増)を大幅に上回る強い数字で、失業率も前月の4.4%から4.3%へと小幅に改善しました。
2月は医療従事者のストライキで雇用者数が大きく落ち込んでいた反動もあり、医療関係の雇用が大きく増加したことが主な要因とされています。数字だけ見れば「米国経済の底堅さ」を示した内容で、労働市場は安定した状態を維持していることがわかります。
ただし、強い雇用統計を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ期待はやや後退する格好となりました。一方で、イラン情勢が長期化して原油高騰が続けば、企業活動や雇用への影響も避けられないとの懸念も残っています。
参考:
トピック③:日銀が政策金利0.75%に据え置き 住宅ローン変動金利は15年ぶり1%超え
3月18〜19日に開催された日銀の金融政策決定会合では、政策金利を現状の0.75%に据え置くことが決定されました(賛成8対反対1)。次回の利上げタイミングとしては4月27〜28日の会合が焦点とされていますが、イラン情勢の悪化を受けて、6月以降に先送りする見方も根強くなってきています。
一方で、家計の身近なところでは変動型の住宅ローン金利がすでに1%を超え、15年ぶりの高水準となっています。固定金利も上昇傾向にあり、「ダブル上昇」の局面と指摘されています。住宅購入を検討している方や、変動金利でローンを組んでいる方にとっては、今後の日銀の動向が家計に直結する問題となってきました。
次回の利上げが実施されるかどうか、春闘の賃上げ結果や短観なども合わせて注目が集まっています。
参考:
週間マーケットサマリー(3/29〜4/4)
| 指標 | 週初(3/30) | 週末(4/3) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 日経平均株価 | 51,885円 | 53,123円 | +1,238円 |
| ドル/円 | 159円台前半 | 159円台半ば | 円安方向 |
※市場データは各種報道・公開情報をもとに作成。数値は目安であり、正確な値は各金融情報サイトでご確認ください。
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資・運用を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身でお願いいたします。
れもん丸の感想
こんにちは、れもん丸です。
今週はイランがらみのニュースで市場が上下に激しく揺れましたね。月曜に1,487円安で「うわっ、また始まった……」ってなったと思ったら、水曜日には2,675円高と(笑)。乱高下っぷりが激しすぎて、一喜一憂していたら心が持たないですよね。
そういう意味でも、個人投資家としては「淡々と続ける」精神が大事だなとあらためて感じた1週間でした。インデックス投資のありがたさを実感します。中東情勢がどう転ぶかはプロでも読めないんですから、素人が短期で動こうとするのは危険だな〜というのが正直な感想です。
米国の雇用統計は予想を大きく上回りましたが、「強すぎる=利下げが遠のく」という複雑な受け取り方をされるのが金融市場の難しいところですよね。良いニュースが良いニュースにならないというか……まあ、米国経済が底堅いのは長い目で見れば悪い話ではないと思っています。
住宅ローンの変動金利が15年ぶりに1%超えというのはじわじわ効いてくる話で、これはやらかしサラリーマンとしても気になるところ。うちはまだ固定にしておいてよかった……かもしれません(笑)。
日銀の次の一手がいつになるかは引き続き注目です。資産形成の観点からも、金利の動向はしっかり追っていきたいと思います。
参考になればうれしいです。またお会いしましょう!


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