2026年3月 経済・金融ニュース まとめ|注目トップ10

経済・金融

対象期間: 2026年3月1日〜3月31日
カテゴリ: 日本・グローバル 経済・金融


総括

2026年3月は、ひと言で言うと「波乱の月」でした。

イランによるホルムズ海峡封鎖というニュースが飛び込んできて、世界の金融市場は一気に荒れ模様に。原油は一時105ドルを突破し、日経平均は月間で13%超の大暴落。日銀もFRBも金利を据え置きましたが、エネルギー高騰とインフレ再燃のダブルパンチで、先行きの不透明感がいっそう増した1ヶ月でした。


ニュース1|ホルムズ海峡が事実上閉鎖——中東情勢が臨界点へ

🌍 グローバル

2月28日、米・イスラエルによるイラン空爆でハメネイ師が死亡と報じられると、イラン革命防衛隊(IRGC)がホルムズ海峡の閉鎖を宣言しました。アジア向け原油の約84%、LNGの約83%がこの海峡を通っているため、エネルギー供給の大動脈が一気に止まってしまいました。その状態がほぼ4週間にわたって続き、日本を含むアジア各国の経済に深刻な影響が出ました。

📎 参考:原油100ドル目前、ホルムズ海峡の通航停止続けば(Bloomberg)


ニュース2|原油価格が一時105ドル突破——エネルギー危機が現実に

🌍 グローバル

ホルムズ海峡封鎖の影響で、ブレント原油は危機前の60ドル台後半から一気に急騰。3月3〜5日には80〜84ドルまで跳ね上がり、3月16日にはついに一時105ドルに到達しました。ドバイ原油は126ドルまで高騰し、LNG価格も約2週間で74%上昇。タンカーの運賃や保険料も急騰して、世界のサプライチェーンに広く影響が出ました。

📎 参考:ホルムズ海峡封鎖と原油高騰が日本経済に与える衝撃(FPメディア)


ニュース3|日経平均が月間13%超の暴落——一時4,100円超の下落も

🇯🇵 日本

中東情勢の悪化と原油高騰を嫌気して、日本株は大きく売られました。3月9日には日経平均が一時4,100円超の下落を記録し、終値ベースでも約2,900円安と過去3番目の下げ幅に。その後いったん反発したものの、地合いの弱さは続き、3月の月間騰落率は▲13.23%、TOPIXも▲11.19%という大幅下落で月を終えました。

📎 参考:日経平均株価の理由と今後の予想【2026年3月最新版】(EBC Financial Group)


ニュース4|日銀、政策金利を0.75%で据え置き——エネルギー高騰がリスク要因に

🇯🇵 日本

3月19日の金融政策決定会合で、日銀は短期政策金利を0.75%程度に据え置くことを決めました。植田総裁は「原油高騰が物価を押し上げる一方、景気の下押し圧力にもなる」として、慎重に情勢を見極める姿勢を示しました。ホルムズ海峡経由の石油・ガス供給が止まったことで、日本の長期金利(10年国債利回り)は上昇が続いています。

📎 参考:2026年3月19日の経済・時事ニュースまとめ(@next)


ニュース5|FRBも2会合連続の据え置き——インフレ再燃で利下げ期待が遠のく

🇺🇸 米国

3月17〜18日のFOMCで、米FRBも政策金利(FFレート)を3.50〜3.75%に据え置きました。2会合連続の据え置きです。原油高を反映して、2026年のPCEインフレ見通しは2.7%(前回2.4%)、コアPCEも2.7%(前回2.5%)に上方修正されました。パウエル議長は生産性への期待を示しつつも、「先行きについて参加者間で意見の差が大きい」とも認めています。

📎 参考:米FRB、2会合連続で政策金利を据え置き(ジェトロ ビジネス短信)


ニュース6|円安が再加速——有事のドル買いと衆院解散観測が重なる

🇯🇵 日本

中東有事を受けた「有事のドル買い」で円安が進んだところに、高市首相が通常国会冒頭での衆院解散を検討しているとの報道が重なりました。積極財政への懸念から円売りがさらに加速し、1ドル=158〜159円台と約1年ぶりの円安水準に。政府・日銀は1ドル=160円超えを為替介入の警戒ラインとして意識しているとみられています。

📎 参考:【ドル円見通し総まとめ】円安の主因は「実質金利マイナス」(外為どっとコム)


ニュース7|日本のガソリン価格が全国平均190円台に——政府が補助を再開

🇯🇵 日本

原油高騰のしわ寄せで、3月16日時点のガソリン全国平均価格は1リットル=190.8円まで上昇しました。さすがに政府も動き、3月19日から燃料油の価格抑制補助を再開。170円程度への抑制を目指す形となりました。エネルギーコストの上昇は運輸・製造業を中心に幅広い業種に波及し、企業収益を圧迫しています。

📎 参考:中東情勢を踏まえた燃料油・石油製品の安定供給確保(経済産業省)


ニュース8|景況感が全業界・全地域で悪化——2年6カ月ぶりの最悪水準

🇯🇵 日本

帝国データバンクが発表した2026年3月の景気動向調査で、全10業界・全10地域すべての景況感が悪化しました。2年6カ月ぶりの最悪水準です。原油高騰が運輸コストを押し上げ、幅広い業種で悪材料となっています。消費への下押しも懸念されており、1〜3月期のGDP成長率が下方修正されるリスクも出てきました。

📎 参考:2026年3月の景気動向調査(帝国データバンク)


ニュース9|米国株が大幅下落——NYダウ月間5.38%安、インフレ懸念が重しに

🇺🇸 米国・グローバル

米国株式市場でも、中東紛争の長期化とガソリン価格の上昇を背景に利下げ期待が大きく後退し、下落が続きました。NYダウは前月比5.38%下落、S&P500も5.09%下落。NASDAQもエネルギーコスト増への懸念でさらに軟調でした。市場では「FRBの年内利下げは事実上なくなった」という見方が急速に広まっています。

📎 参考:先月のマーケットの振り返り 2026年3月(三井住友DSアセットマネジメント)


ニュース10|ECB、2026年下期に利上げ転換の見通し——欧州もインフレ圧力が再燃

🇪🇺 欧州

欧州中央銀行(ECB)が、原油高騰によるインフレ再燃に対応するため、2026年7〜9月期に利上げを実施する見通しであることがわかりました。FRBや日銀が据え置きを続ける中、主要中央銀行として唯一の引き締め転換となる注目の動きです。欧州でもエネルギー価格の上昇が個人消費や企業活動を圧迫しており、「スタグフレーション」リスクへの警戒が高まっています。

📎 参考:2026年3月号 グローバルリサーチマンスリー(三井住友信託銀行)


まとめ:3月の市場サマリー

指標 3月末水準 / 月間変化
日経平均株価 月間 ▲13.23%
TOPIX 月間 ▲11.19%
ドル円 158〜159円台(円安)
ブレント原油 一時 105ドル
NYダウ 月間 ▲5.38%
S&P500 月間 ▲5.09%
日銀政策金利 0.75%(据え置き)
FFレート(FRB) 3.50〜3.75%(据え置き)

本記事は各種公開情報・報道をもとに作成したサマリーです。投資判断の根拠として使用する場合は、必ず最新の情報を確認してください。


📝 資産形成中の私が3月を振り返って思うこと

こんにちは、れもん丸です。

3月は…正直きつかったです(笑)

NISA口座の評価額が日に日に目減りしていくのを眺めながら、「今月どこまで下がるんだろ…」と毎朝ひやひやしてました。ガソリン代は190円台まで上がるし、電気代の請求書もじわじわ増えてくるし、家計にもしっかり効いてきました。

でも、そんな中で改めて気づいたことがあります。

「暴落は積立投資家にとって、セール期間なんだよな」 ということです。

毎月コツコツ積み立ててきたインデックスファンドは、株価が下がっている今のほうが同じ金額でより多くの口数を買えます。頭ではわかっているんですが、実際にマイナスの画面を見ると売りたくなる衝動に駆られるんですよね。でも、ここで売ってしまったら「やらかし」です。過去に何度も繰り返してきた失敗と同じことをしてしまいます。

それと、今回のホルムズ海峡の件で改めて実感したのが 「生活防衛資金の大切さ」 でした。エネルギー価格の高騰ってすぐ家計に直撃してくるんですよね。投資に回しすぎて手元がカツカツだと、こういうときに精神的にしんどくなります。生活費の6ヶ月分は現金で持っておく、というルールを守っておいてよかった、と思いました。

3月に意識したこと・やったことをまとめると、こんな感じです。

  • 積立投資は止めない(むしろ今が仕込み時!と言い聞かせる)
  • ガソリン・電気代を固定費として見直し(家計の予算を再計算しました)
  • 海外ETFの評価額は円建てで見ない(円安のせいで一喜一憂してしまうので)
  • ニュースを見る時間を決める(見すぎると不安が増幅するだけでした…)

中東情勢がいつ落ち着くのかは、正直わかりません。でも、20〜30年のスパンで資産を育てていくつもりなら、こういう荒れた月こそ 「淡々と続ける」 姿勢が大事だと改めて感じています。

同じように資産形成を頑張っている方の、ちょっとした参考になればうれしいです。
それでは、また来月の報告でお会いしましょう!

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